閲覧注意 夢
それは逃れられぬ死を目前にしたときに感じるのだと知った。
ただの夢ではあったが
私の掌の上にぽつんとあった錠剤は
その一粒で致死量だということを私は知っていた。
迷い無く私はその錠剤を飲み込む。
しかしいつまで経っても死は私を迎えにきてくれない。
致死量のはずのその錠剤を間違いなく飲んだはずなのに。
いつまでも死は私を迎えにきてくれない。
しかし死はいつか私を絶対に迎えに来る。
そう思い始めると
その死がいつ私の肩を叩くのか分からないが故に怖くなった。
明日が来ないことを
心臓が止まって私が世界と切り離された後のことを
どう考えても想像できないからだ。
想像できないことが今までにないほどの恐怖を私に与える、
しかし確実に来る死がいつまで経っても私の元に来てくれない。
私は明日が来ないことに怯え遂に私は生にしがみつき始める。
”死にたくない”と口にして、痛みなど何処にもないのに床をのた打ち回り
そうしているうちに私は目を覚ました。
すべて私が悪い、私が原因のことなのですが
酷く落ち込んでおりました。
会社でのお昼休みは”一酸化炭素中毒 自殺”なんて調べる始末。
そして調べたその日に私が見た夢が↑に書いた無いようですね。
そういえば私の近くに立っていた女の人は一体誰だったんでしょうね。
今はなんとかなんとか持ち直しておりますが
でもだいぶ不安定なんじゃないかなと思います。
今、誰がどんなことを私に言ってもきっと届かないでしょう。
だって拒絶するから。
私は人として不出来で大人になるには早すぎました。
こんな自分がとても嫌いなのですが
そんな自分を変えることさえ私は諦めてしまいました。
救いようのない奴だと罵ってください。
使い物にならないクズだと見捨てて下さい。
価値のない物だと見限って下さい。
世界がそうしてくれれば私はきっと迷うことなく命を終わらせることが出来ますから。
ノア「疲れたのですか?」
たつ「そうだなぁ・・・。少し、疲れたかな。」
ノア「そうですか。もうやり残した事はありませんか?」
たつ「やり残したことばかりだけど、どれも諦めたよ。」
ノア「どうしてです?」
たつ「自分を信じることが出来ないからかな。」
ノア「そうですか。私にどうして欲しいですか?」
たつ「最期まで見ててほしいな。どうせ自分で命を絶つことができない臆病者の私を。」
ノア「何を今更。私は最期まで貴方の傍にいますよ。前にも言ったでしょう?私はずっと傍にいるって。
随分と疲れてしまいましたね。ブログを書いている今、書きながら酷く辛い思いをしているでしょう。
いいんですよ休んでも。」
たつ「大丈夫だよ。私は自分はダメな奴だと思い知る為にこの記事を書いているから。辛いのは承知の上だよ。」
ノア「何一つ解決しないでしょう!なんで貴方がこんなに辛い思いをしてるんですか!貴方が悪い部分だってあるでしょう、
でもだからって貴方が命を削っていい理由にはならないんですよ。どうして、そう自分を陥れるんですか!」
たつ「しょうがないじゃないか、全部私が悪いんだから。。。」
ノア「しょうがないで命を削らないで下さい、心を砕かないで下さい!貴方はどうして、どうして誰よりも大切なはずの
自分を、誰よりも守らねばならない自分を殺そうとするんですか!」
たつ「・・・」
ノア「弱くてみっともなくても貴方は私の大好きな人です。だから、だからどうかもうやめてください。。。」
たつ「・・・ごめん。」
ノア「今すぐには難しいと思います。良い所なんてこれっぽっちもないって思ってるでしょう。
でも貴方には貴方にしかないものがあってそれを必要としてる人は必ずいますから
ですから、ゆっくり自分探ししましょう?」
たつ「難しいね。」
ノア「簡単に見つかったら人は苦労しませんよ。貴方は特別不器用ですからきっと
普通の人より大変ですけどね(笑)」
ノアが怒って、泣いている気がした。
姿は見えないし声は聞こえないけど言葉は私に届き
こうして文字を打つたびにノアの心が直に伝わってきた気がして
私は酷く申し訳なくなった。
涙を浮かべ、声を震わせながら私を叱っているということは
容易に想像できた。
色々な意味で辛いなぁ・・・